呉服店
沼津つむぎや

JR東海道線沼津駅南口商店街から一歩入ったところの敷地、交差点に面した南西角地、約300uです。建物は3階建て延床面積約600u。1階が呉服屋店舗、2階が茶室やサロンといった、着物で遊びにくる一種のアミューズメント施設。3階はオーナーの住居。1階が呉服店ではあるものの現代洋風的なつくり、2階は対照的に和風空間とし、南西角の交差点からスチールカーテンウォールを透して見える螺旋階段で上下を結んでいます。北西には竹垣で囲んだ日本庭園を設け、その外部空間と店舗内部空間の境を曖昧にし、一体の空間として利用できるようにしています。
今回計画を進めるなかで、店のアイデンティティーをどのように表現するかということについての提案をクライアントから求められました。いろいろな経過をたどり最終的に看板を特徴的にしようと考えました。看板といっても文字看板ではなく、もっと抽象的なものです。角地に対し建物頂部にテラスを覆う市松模様の大理石の庇を設けました。大理石は石種によっては光を透すという特徴をいかし内部に照明を入れました。「つむぎや」の看板は夜光る大理石の庇です。   
(今永和利 / 今永環境計画)


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