水平吹抜けの家


[敷地条件]
東と西の2辺が道路に面している。
敷地東西の長さは13m。南北は隣家が近接。
開放された西から東に抜ける筒をつくる。

[水平連続リビング]
水平な吹抜けの壁全体と天井の一部は
乳白ポリカーボネート板とガラスの複合板(断熱仕様)でつくられ
柔らかい光で包まれる。

[水平吹抜けの壁と天井]
実際に生活をするために必要な居住域に対してそれらを繋ぐ空間があちらこちらに現れる。
ロビー、廊下、階段、ブリッジ、中庭などなど「間合い」がこの家では重要な役割を担っている。
白い家だが「箱」と「間合い」か交錯した七色のスペースをもつ「レインボーハウス」。


[水平吹抜けリビングの構造]
厚さ33mm、巾180mmの木板を450mmピッチに25枚並べる。
ペラペラの薄い木板を構造的に成り立たせるために4本の鉄筋でお互いにつないでいく。
外部スチールサッシの方立は木板の厚みに収め、木板とサッシを一体化する。



南面の乳白スクリーンに隣家のシルエットが映る。時間とともに形が変わる影絵。

エントランスガーデン。垂直の吹抜け。

子供のリビング

家族のリビング。水平吹抜けと垂直吹抜けの交差。

子供のリビングから家族のリビングを見下ろす。夜景。

外観夜景。
